結論から言うと、リーディングエッジのオリンピックシャフト(192cm・径50mm)は、「限られた部屋のスペース」と「本格的な高重量トレーニング」を圧倒的なコスパで両立した、ホームジム構築の最適解の一つです。
私は戸建て(8畳の部屋)にホームジムを構築しています。日本の一般的な住宅事情において、パワーリフティングの公式規格である220cmのシャフトは、長すぎて部屋の壁や扉に干渉してしまいます。
この192cmのシャフトを導入し、2年間みっちり使い込んだ結果、ベンチプレスMAX130kgを安全かつ快適に達成することができました。
この記事では、体重約100kgの理学療法士が2年以上使い倒したからこそ分かる「解剖学的なメリット」と、サビに対するメンテナンス方法など、購入前に知っておくべき「本音の弱点と対策」を包み隠さずレビューします。

- 8畳間でも取り回しの良い絶妙な192cmのサイズ感
- 天井高240cmの部屋で「立てて収納」が可能
- 【重要】ベアリング機構搭載で手関節(手首)の負担を劇的に軽減
- センターマーク付きでベンチプレスのポジショニングが簡単
- 130kgでもビクともしない剛性とマイルドなローレット
- 重量が16.5kgと中途半端で重量計算に工夫が必要
- 2年間の使用で多少のサビが発生する(メンテナンスで解決可能)
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導入の背景と基本スペック
自宅の8畳間にホームジムを作る際、最大の壁となったのが「シャフトの長さ」と「収納時の天井高」でした。
我が家の天井高は240cmです。リーディングエッジのハーフラック(LE-HR100V)に合わせてバーベルを「立てて収納」しようとした場合、220cmのシャフトでは抜き差しの際に天井に激突してしまい、運用が非常に困難になります。
そこで、短すぎず長すぎない「192cm」という絶妙なサイズ感に目をつけました。

| 項目 | LE-OS192 |
|---|---|
| 本体価格(目安) | 約18,800円 |
| 全長 | 約1920mm |
| 本体重量 | 約16.5kg |
| スリーブ径 | 50mm |
| 最大耐荷重 | 200kg |
| 構造部材 | スチール |
▼このシャフトと相性抜群!私が愛用しているハーフラックのレビューはこちら
【理学療法士が解説】2年使い込んで分かった3つのメリット!
①8畳ホームジムの救世主!圧倒的な「取り回し」と「省スペース性」
ホームジムの両脇は子供部屋になっています。娘と息子の2人が走り回るわんぱく盛りなため、トレーニング中はベビーゲートで安全対策を徹底しています。
もし220cmのシャフトを選んでいたら、プレートの付け替え時や、ラックからシャフトを移動させる際に、部屋の扉や壁に干渉するリスクが常に付きまといます。
しかし、192cmであればこの干渉リスクが全くなく、生活動線を確保しながら省スペース化を実現できています。
②【環境・合成】ベンチプレスでの使用感と筋肉への効きやすさ
ローレット(滑り止め加工)は比較的マイルドに仕上がっています。手への過度な摩擦を防ぎ、初心者でも手が痛くなりにくく、最初の1本として最適なグリップ感です。
さらに、地味ですが絶大なメリットとして、センター部分に目印(センターマーク)がついています。


これによって、ベンチプレスでセンター(正中)をサッと取りやすくなります。左右非対称なグリップは、肩関節への偏った負荷を生み、怪我の原因になります。センターマークのおかげで、毎回安定して大胸筋に均等な負荷を乗せることができています。
また、192cmという短めのシャフト長であっても、シャフトの内寸(ラックに置く部分)はしっかりと確保されているため、ワイドグリップでのベンチプレスでもラックに手が挟まることはありません。筋肉への効きやすさという点では、220cmのシャフトと全く遜色なくトレーニングが可能です。
③手関節を保護するベアリングの重要性
これからバーベルシャフトを購入する方に、最も強くお伝えしたいのが「回転機構(ベアリング)」の重要性です。安価なバーベルシャフトの中には、スリーブ(プレートをつける部分)が回転しないものが存在します。私は、絶対に「回転機構(ベアリング)」がついたものを推奨します。
ベンチプレスやバーベルカール、あるいはクイックリフトなどの高重量リフト時、バーベルの挙上軌道の変化に伴い、プレートは回転しようとします。
もしスリーブが回転しないと、プレートの慣性がダイレクトに手関節への「剪断力」や「回旋ストレス」として伝わります。これは手関節の腱鞘炎や靭帯損傷の大きな原因となります。
本機はスリーブのベアリングが非常に滑らかに回転するため、このトルク(回転力)を逃がし、手首への負担を劇的に軽減してくれます。関節を保護し、長くトレーニングを続けるための必須機能です。
メインセットに100kg超を扱うようなハードなリフティングにおいても、シャフトのしなりやたわみによる不安感は一切ありません。耐荷重200kgのスペックは伊達ではなく、中級者以上のホームトレーニーでもメインシャフトとして十分に信頼できる剛性を誇ります。
192cmという短めのシャフトを選ぶ際、「スリーブ(プレートをつける部分)が短くて、高重量セットが組めないのでは?」と心配される方が多いと思います。
結論から言うと、130kg〜150kg程度のセットであれば全く問題なく装着可能です。
私は現在、「IROTEC PRO(アイロテックプロ)」のPUオリンピックプレートを組み合わせて使用しています。


写真の通り、厚みのあるラバーコーティングのプレートを使用しても167.5kgで問題なくカラー(留め具)をつける余裕が残っています。
(※愛用しているIROTEC PROプレートの詳細なレビューや、ウレタンの耐久性などについては、また別の記事で詳しく解説する予定です!)
デメリットの克服と一般的な220cmバーベルとの比較検討
圧倒的なコストパフォーマンスを誇る本製品ですが、2年間愛用する中で見えてきた弱点とその運用術も共有します。
重量16.5kgという中途半端さ
公式の20kgに慣れている方や、きっちり計算したい人にとって、16.5kgという重量は少し計算が面倒です。



【対策】私は日々のトレーニング記録において「バーベル単体の重さは15kg」と割り切って記録しています。ホームジムでの成長実感にはこれで十分ですよ。
では、一般的な220cmシャフトと比較してどうなのか?表にまとめました。
| 比較項目 | リーディングエッジLE-OS192 | 一般的な220cmシャフト |
|---|---|---|
| 取り回し(6〜8畳) | ◎壁や扉に干渉せず、スムーズにプレートの付け替えが可能。 | ×ラックからの移動やプレート着脱時に壁にぶつかるリスクあり。 |
| 手首への負担 | ◎ベアリング装着で手首の負担が軽減できる。 | △〜◎安価なものには回転機構がついていないこともある。 |
| 高重量の剛性 | ⚪︎耐荷重200kg。一般的なトレーニングでは必要十分。 | ◎200kg超を扱うトレーニングを行うなら必須。 |
| 重量計算のしやすさ | △16.5kgと重量が中途半端。 | ◎20kgジャストで、ジムと同じ感覚で計算が容易。 |
| コストパフォーマンス | ◎約18.800円。2万円以下で上質なシャフトはコスパ抜群。 | △ベアリング付きの同等スペックを求めると30.000円以上が相場。 |
重量計算のしやすさは220cmバーベルが確かに便利ですが、一般的なホームトレーニーにとってはリーディングエッジLE-OS192は良い選択肢になると思います。
【写真解説】2年経過後のサビと自宅でできるメンテナンス方法
私の汗っかきな体質もあるかもしれませんが、2年間の使用により、ローレット部分にわずかなサビが生じてきました。実用上の強度は全く落ちていませんが、長く愛用するために定期的なメンテナンスを行っています。
自宅で手軽に行えるメンテナンス手順をご紹介します。


まずは、真鍮(しんちゅう)ブラシや硬めのナイロンブラシを使って、ローレットの溝に入り込んだサビや手の皮脂汚れ、チョークの粉などを掻き出します。
※スチールブラシはシャフト本体のメッキを傷つける可能性があるため、避けてください。


ウエス(いらない布など)に防錆潤滑剤(定番のKURE 5-56やシリコンスプレーなど)を吹き付け、シャフト全体に薄く塗り広げます。直接シャフトに吹きかけると床が滑りやすくなるため、必ず布に吹いてから拭き上げてください。


5〜10分ほど放置して油分を浸透させたら、乾いた綺麗なウエスで余分な油分をしっかりと拭き取ります。油分が残りすぎると、トレーニング中に手が滑って危険ですので、キュッと音がするくらいまで拭き上げましょう。


これでサビの進行を防ぎ、購入時の輝きをある程度取り戻すことができます。2年使っても壊れる気配は全くなく、この価格を考えれば耐久性とコスパは非常に高いと断言できます。
【おすすめしない人】
- パワーリフティングの大会出場を目指しており、20kg・220cmの公式規格にこだわりたい人
- 1kg単位で厳密に重量計算を行いたい人
- メインセットで200kg近くの重量を扱う超上級者
【心からおすすめできる人】
- 6〜8畳の部屋で、生活動線を確保しながら快適なホームジムを作りたい人
- 天井高240cm程度の一般的な戸建てで、バーベルを立てて収納したい人
- 手首の怪我を防ぎ、解剖学的に安全なトレーニングをしたい人
- 2万円以下で100kg超の高重量にも余裕で耐えるシャフトを探している人
まとめ:限られた空間で最高の結果を出す「最初の1本」
リーディングエッジの192cmオリンピックシャフトは、日本の一般的な住宅事情に完璧にフィットしつつ、ベアリング機構や高重量に耐える剛性を備えた「超・実践的」なアイテムです。
2年間使い倒し、定期的なメンテナンスを施せばまだまだ現役で活躍してくれます。約18,800円という価格設定は、間違いなく破格のコストパフォーマンスです。



「ホームジムを作りたいけれど、220cmは長すぎて部屋に入らない‥」と悩んでいるなら、このシャフトが間違いなくあなたのベストパートナーになるはずです!


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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
自宅にハーフラックを置くのは勇気がいる決断ですが、「家族との時間」と「本気のトレーニング」を両立できたことは、僕の人生にとって最高の投資でした。
この記事が、自宅ホームジムの構築に悩むあなたの背中を少しでも押せたなら幸いです。 もし設置スペースや使用感で気になる点があれば、ページ下部のコメント欄やお問い合わせから気軽にメッセージを飛ばしてくださいね。
それでは、今日も良いトレーニングを!






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